もくじ/登場人物/あらすじ

【序章】【2年生1学期】【2年生の夏休み】【2年生2学期】更新完了

【2年生3学期】更新中。

【おまけ】は、不定期更新です。


new 第127話:空白の半年 new

Addicted

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【もくじ】
サブタイトル末尾に*が付く回は性描写を含みます(15才以上向け)。

【序章】
 第0話:二年三ヶ月後

【2年生1学期】
 第1話:春眠
 第2話:ふたり
 第3話:空席のまま
 第4話:醜聞
 第5話:森のクマさん
 第6話:2+1
 第7話:あだ名
 第8話:4+1
 第9話:仲良く喧嘩しな(前編)
 第10話:仲良く喧嘩しな(後編)
 第11話:人生プラン(前編)
 第12話:人生プラン(後編)
 第13話:ア・ガール・ライク・ユー
 第14話:二度三度、ドアを叩く
 第15話:被弾せり!
 第16話:生き甲斐(前編)
 第17話:生き甲斐(後編)
 第18話:メガネの旦那
 第19話:中途半端
 第20話:スポーツマン精神に則り(前編)
 第21話:スポーツマン精神に則り(後編)
 第22話:疑惑のパサー
 第23話:パピコ
 第24話:ポテコ

【2年生の夏休み】
 第25話:夏祭りへ
 第26話:燃える手(前編)
 第27話:燃える手(後編)

【2年生2学期】
 第28話:夕凪
 第29話:婆さんになっても(前編)
 第30話:婆さんになっても(後編)
 第31話:抱擁(前編)
 第32話:抱擁(後編)
 第33話:メレンゲは甘い香り(前編)
 第34話:メレンゲは甘い香り(中編)
 第35話:メレンゲは甘い香り(後編)*
 第36話:熱を帯びて(前編)
 第37話:熱を帯びて(後編)
 第38話:重ねる
 第39話:溺れる
 第40話:森のクマさん、リプライズ
 第41話:堕ちる
 第42話:悪意のミント(黒ラベル)*
 第43話:先輩!(前編)
 第44話:先輩!(後編)
 第45話:子犬のワルツ(前編)
 第46話:子犬のワルツ(後編)
 第47話:消える
 第48話:嫉妬
 第49話:悪魔が来りて
 第50話:イグニッション
 第51話:うわのそら
 第52話:メサイア
 第53話:ポゼッション
 第54話:十七歳
 第55話:大人になりたい
 第56話:深い森
 第57話:サンドバッグと高嶺の花
 第58話:永久凍土
 第59話:通行手形
 第60話:共鳴
 第61話:その名を呼ぶ*
 第62話:もう少しだけ*
 第63話:少年の季節
 第64話:少年と中毒
 第65話:少年の妄動
 第66話:少年の血潮
 第67話:少年の奸知
 第68話:キスは少年を浪費する
 第69話:少年と恋人
 第70話:微熱少年

【2年生3学期】
 第71話:契り(前編)
 第72話:契り(中編)
 第73話:契り(後編)
 第74話:君のマフラー
 第75話:電話の向こう
 第76話:冷たい横顔
 第77話:みぞれ雪
 第78話:あね・いもうと
 第79話:日曜日
 第80話:その指で
 第81話:気持ち悪い
 第82話:ナンバー・ワン
 第83話:あずちゃん
 第84話:恋のチョコレート
 第85話:恋の半ナマ態度
 第86話:恋の溜め息
 第87話:任意出頭
 第88話:密室の恋(未必の故意)
 第89話:尋問
 第90話:自供
 第91話:完落ち
 第92話:無罪放免
 第93話:孤影(前編)
 第94話:孤影(中編)
 第95話:孤影(後編)
 第96話:サイレン
 第97話:片息
 第98話:一分間の猶予
 第99話:善意・悪意
 第100話:ままごとの夫婦
 第101話:母と子
 第102話:疑惑
 第103話:言い訳
 第104話:頭文字N
 第105話:震える指を温めて
 第106話:どんな気分?
 第107話:乙女の杞憂
 第108話:乙女と猥談
 第109話:乙女の鉄拳
 第110話:何も知らない乙女
 第111話:乙女の誓い
 第112話:長い黒髪
 第113話:背伸びをするように
 第114話:今、目の前に
 第115話:台無し
 第116話:煽動
 第117話:ド
 第118話:白いスカート
 第119話:視線
 第120話:四季
 第121話:悲しき旋律
 第122話:いつものと違うの
 第123話:八重歯
 第124話:少女
 第125話:来るべき日
 第126話:裏返しで後ろ前
new 第127話:空白の半年 new

 

 

【おまけ】
 クイズ・裏設定
  クイズ・裏設定/解答




【登場人物】【あらすじ】
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第127話:空白の半年

「完っ全にバレてた」
なぎの手を握り、若村家まで送り届ける。そんな二人きりの時間も今日を最後に半年は訪れない。未だ凍える三月、いつもの夜道でなぎは荒牧の指に指を絡めて強く握る。
「おばちゃん、怒ってないかなあ」
「怒ってる」
「えっ…」

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第126話:裏返しで後ろ前

眼鏡を外してしまい、居間から漏れる淡い明かりの中で、なぎがどんな表情をしているか荒牧にはよく見えない。ただ、なぎがベッドの上に仰臥したまま我が身に股がる恋人を見上げ、未だ身体を強張らせている事はわかった。

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第125話:来るべき日

荒牧はなぎに覆い被さり、しかし押し潰さぬように精一杯に優しく抱き締めた。なぎも両腕で荒牧の背中を抱いて応える。
少し汗ばんだなぎの額に口付ける。こめかみに、耳たぶに、首筋に、唇を押し当てる。頬には頬で触れる。浅い吐息の出口を唇で塞ぐ。待ち構えたようになぎの舌先が踊った。

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第124話:少女

なぎが出場するバレエのコンクールを何度か観に行った事がある。
バレエの事はよくわからないながら、伸びやかにしなやかに堂々と舞う姿には、いつも心を清々しくさせられた。
そんな風に少し離れた場所からなぎを見ていると、まるで知らない他人のようだと思う事がしばしばあった。将来を嘱望された天才バレエ少女のドキュメントをリアルタイムで観ているかのような気分になっていた。
コンクールの後に会うと、なぎはいつも荒牧が来ていた事に飛び上がって喜んだ。張り詰めていた糸を緩めたようななぎに、ようやくよく知った幼馴染みの顔を見るのだった。

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第123話:八重歯

「え…」
なぎは目で「いつものと違うのって?」と訊いた。荒牧は答えないまま、なぎの小さな顎に指を添える。なぎは戸惑いながらも目蓋を閉じた。

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第122話:いつものと違うの

夕暮れの団地の部屋のぶっきらぼうなブザーに呼ばれ、覗き窓も確認せずに荒牧はドアを開いた。
「明日の準備もう出来てんの?良いのか、ここ来てて」
荒牧が言うと、なぎは、
「うん。もう明日、行くだけだよ」
そう言ってレジ袋いっぱいの蜜柑を恋人に差し出した。

明日の夕方、なぎは旅立つ。

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第121話:悲しき旋律

ボウリングが終わったら、次はカラオケにでも行って思う存分騒ぐのだ。そんな予定の事など、今は誰もが忘れていた。気付けば夕飯時で混み合うファミリーレストランへと傾れ込んだ仲間らは、ざわめきの中でメニューを見るともなしに見る。

「なーんかさあ…、可哀想だね」

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第120話:四季

これで良かったのか。
乾はコンビニへ生理用品を買いに走りながら、なぎのスカートを洗いながら、何度も思いを巡らせた。

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第119話:視線

関口の嘲笑を背に浴びながら、荒牧はもう一度、乾の携帯電話を鳴らした。すると今度はすぐに乾の声が聞こえて来た。
「もしもし?」
囁くような静かな乾の声。荒牧は急いて言った。
「カンちゃん、どうした?」
「シャケ、女子トイレ来て」

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